2003/3/1(土)
『生みの苦しみ:トレーシングペーパーとにらめっこ』
プランを始める時に用意するものは50分の1区画図面(物件が大きい時は100分の1)、現地ロケーション写真、オーナーからの要望ヒアリングノート、それとトレーシングペーパーに鉛筆、この5点セットがあればどこででもプランは開始できるんだ、さてはじめるぞ〜って、頭の中でスイッチが入る音がする
今日はヘアサロンのレイアウト案を始める予定の日、よく言う「うなぎの寝床」みたいなショップ、とってもむつかしいプランニングが始まった、この区画にどうやってこれだけの要望が入るの〜って
う〜ん、う〜んって何度も唸りながら頭をひねって生みの苦しみを感じてた、最初の1時間くらいはタバコを吹かし、スタッフが入れてくれたコーヒーを2、3杯呑んでは白いトレーシングペーパーとにらめっこ、なかなかアイデアが湧いてこない、間口が狭い区画だから簡単にはいかないんだ・・・しばらく静かに時間が過ぎて行く・・・う〜ん、う〜ん、まだ出ない!・・・うん!?
あれっ! ひょっとしてこうやればいいのかぁ!? 突然ひらめきが来る、お〜、ほ〜、うん! あれっ、いいじゃん!なんて叫びながらペンを走らせる
レイアウトのコツはムダにペンを走らせないこと、白いトレーシングペーパーをじ〜っと見つめて、見えない線を何本も引いてみる、そうすると、ポッと湧いて来る物がある、それを逃さないことなのかな、特に奥行きの長い区画(うなぎの寝床)はより長く見えるようなレイアウトを考える方が結果は良好だね、それと客導線とスタッフ導線がぶつからないように機能性重視に設計を進めていかないといいヘアサロンにはならないよね。
2003/3/3(月)
『カフェ&クレープリーのショップリーフレットづくり』
去年デザイン担当したショップのオーナーが尋ねて来てくださいました、名古屋市昭和区杁中の「ルバーブ」のオーナー、ちょくちょくお会いしてたんだけど、改まってお願いがあるということで
このショップはそば粉でつくるガレットとクレープがメインで少しカフェ的な要素を追加してあったのだけど、オープン後、半年近くになってきて、当初予想してた以上にガレットを食べてくれる人が増えてきたということで、カフェスタイルから変革して専門店性を持たせたいと言うんだよね、で、お店のリーフレット(お店の案内の小冊子)とサイン計画を見直してみたいということでデザインの依頼にきてもらったんだ
東京ではすでに認知されているガレット、名古屋ではどうだろうと疑問視してたところがあって、フレンチ修行をきちんとやってきたオーナーもさすがに不安を持ってのオープンだったのだけど、ここに来てやっと認知度が高まってきて、専門店としてやっていけそうな確信があると言うことなんだよね
やっと自分のやりたかったショップ経営の形が見えてきたということで、非常に前向きに改革しようとしてる、是非協力してみたいなって思うのだけど、今日はメニューのあり方や告知の方法などで盛り上がった、ガレット、クレープ以外のメニューももっとフレンチスタイルにしていきたいということなので次回打ち合わせまでにお互いのアイデアをまとめようということになったんだ、
飲食店って、いつも何かしらの不安を抱えてるんだよね、ほんとに毎日が努力、その努力が上手にお客様に受け入れられていって繁盛店になっていくところがあるんだ、だからいつもお客様の反応を分析していないといけないから大変だけど、そのトンネルを抜けたところに大きなやりがいが待ってるから、頭ではわかってても毎日の努力って実際つらいよね、どんな仕事でも同じなんだろうけど。
ジェラートとガレット、フランス家庭料理の専門店として成功できることをお祈りしてま〜す!みんなも1度行ってあげてくださいよ、どれを取ってもおいしいよ!!よろしくお願いしま〜す。(作品集の中に住所が書いてあるので是非!!!)
2003/3/4(火)
『リメイク提案思案中:どうしていけばいいのだろう - その1』
*これからやっていきたい分野なのですが、もっと気軽に考えた方がいいのでしょうか?
実はこの何年かの間にリフォームデザインのご相談を頂くことが多くなってきているのですが、どうすればいいのか、よくわからなくて・・・。住宅リフォームってどこまでお手伝いすればいいのかが曖昧な気がして、担当しずらかったのですが、1本のメールで目が覚めたような気がしたんです、
それはこういったものでした・・・「現状の図面と写真を撮って送るので考えてみてもらえませんか、指針になるようなプランを出してもらえれば、それを参考にして、あとは自分たちで考えていけるのですが」・・・こう言う内容が東京の方から送られてきました、
これまでの自分のやり方からは全く想像がつかなくて、返信した内容が「最後まで担当するとなると何度もお会いすることになるので、時間的にもコスト面でもむつかしいと思うのですが」でした、結局こちらがやる気がないと思われたんだと思うのですが、何度かメールでやり取りをした後、お話は流れてしまいました、気持ちはやりたくても現実として無理なのではと勝手に判断してしまったケースです
今となって考えてみれば、「おっしゃっていたやり方でも喜んでもらえたのかも知れない、最初の面談だけでも行けばよかったのでは? 」
他にも、「新築中の住宅のコーディネイトを手伝ってもらえないか」とか、「新築したばかりなのですがインテリアが気に入らないので改造したい」「照明プランをショップ感覚でやってもらえないか」「リビングとダイニングだけデザインしてもらえないか」などなど、数多くご相談を頂いても何1つお手伝いができなくて、正直な気持ちを言えば、何か方法があったはずという後悔があるんですよ、僕たちの思い込みのやり方がデザイナーの敷き居を高くしてしまっているのではないかとまで思うようになってしまって・・・
もしかしたらファーストプランのみの受け方もあるのかなぁ、真剣に考えてみようと思います、これから何日かかけて考えて行きたいと思います、いいアイデアがあったらメールででも教えてください、よろしくお願いします、きっと何らかの方法を企画して、ニュープロジェクトとして、ボギーの1つの柱にしていけたらと思います。
2003/3/5(水)
『中部国際空港への出店はどうなんだろう?』
2005年春開港を目指している中部国際空港のテナントリーシング(店鋪誘致)が始まっている、ボギーのクライアントでも2店(3区画)のショップオーナーに声がかかった、で、ご相談があったのだけど、「どう読む?
」ってことなんだよね、そう「集客力」のこと、国内の空港のほとんどに行ったことがあるけど、中でも札幌と福岡はテナント成績がいいよね、それは北と南の大観光地でもあって、ビジネス以外の集客力があるからわかるんだけど、名古屋、それも常滑沖っていうアクセスはどうなの?
小牧空港との関係性は整理がついてるの? 関空と伊丹の関係みたいにならない?
万国博覧会のある初年度は凄いオープン景気でにぎわうと思うけど、次年度はどうなんだろう?
広告塔に出店するって考え方もあるとは言うけれど・・・、その後の出店や経営そのもののあしかせにならないんだろうか!? ちょっと見えないなぁ、年間120万人の利用者予測だって言うけど、はて、どうなんだろう
2店ともオーナー自身が半信半疑な状態なので、よっさんとしても「やってみては」とは言えないよ、結構有名店ばかりが誘いを受けてるみたいだから、もっと横の連絡を取っていくべきだろうね、赤字にならなきゃ、目に見えない効果を期待してとか、ブランド力を付ける意味でもとかいろいろ考え方もあることだから今の段階としては前向きに考えていくべきなのかもね、むつかしい案件が上がってきたもんです
企業にはメセナと言って、社会貢献する奉仕活動的な動きも必要なのもわかるし、信用度アップのためには出店もありうるのかな、ちょっと考えが大人過ぎる気もするのだけど・・・。
2003/3/6(木)
『試食して〜のオーナーが本気で飲食店FCを企画してるって聞いてびっくり仰天』
何度か日記にも登場していたS さん、いつかお店を持ちたいと修行中で、試食して〜って遊びに来てくれていたあのS さんが、お店を持つことに、それもFC展開していきたいってことで動き出した、以外な急展開に驚きのボギーです
それも居抜きですごく条件のいい物件が見つかったってことなんだけど、厨房器具も全部あるし、エアコンもちゃんとある、お好み焼き屋さんのあとで、それなりに繁盛していて9年間やってたのだけど、体を壊してやめたいって物件みたいなんだよね、初期投資が少額で済むってことはさい先のいいスタートですよ、これは!!
実はSさん、機械に強い、魚、鳥など上手に焼ける機械をオリジナル開発して完成できているってことなんだ、それで、試食して〜って、いろいろ持ってきてくれてたんだな!調理技術いらずのマシーンをひっさげてのFC展開らしく、詳しいことはすでに企業秘密とのこと、何か回転しながら焼けるすぐれ物みたいだよ、やるね〜!
年令は40才代で、髪は白いけどちょっとダンディーな感じのおじさん、何かやってくれそうな社長顔してる人、こういう人が何年か後に大社長になってるのかもね、とりあえずよっさんは1号店の成功のお手伝いをしていきたいと思います、成功には運もあるって言うけど、やることしっかりやってないと運も呼び込めないいじゃないかな、頑張れSさん!
応援してますよ!!・・・今度の試食して〜は、いつ?
『別会社:クリエイター集団*グースの会議(vol.5)に出席』
場所はみんなが集れるように作ったGoose *fun Cafeで
今日は、サイトリニューアルの最終段階のチェック日で、ディレクターとウエブデザイナーとの調整に時間を使った、建築プロデュース事業の柱に提案型のコンテンツを作ろうということになり、具体案をブレストしてた、
「オーナー募集:NO.1- ガレージオーナー、NO .2 - レストランオーナー、NO .3 - サロンオーナー」というもの、この企画は「こんな提案力があるので、グースをパートナーにしてみませんか」という売り込み企画なんですけど、相当数の実績と活動記録を掲載して建築プロデュースとは?ということを世間に広めたいという願いが込められています
作品を見てっていうサイトではなく全体に活動内容を見てっというサイトづくりに固執し、組織的に物づくりしているという総合力を見てもらいたいというのがリニューアルの最大のポイントです
チーフデザイナー的な立場で参加しているよっさんも楽しみになってきた活動なんです、是非見てもらって建築プロデュースがどんな物かを知ってほしいと思います、是非!
2003/3/7(金)
『ケーススタディーハウスみたいな住宅リメイク:続報』
2月8日の日記に書いた、コンクリート住宅(築40年)のリフォームデザインのプレゼンが行われた(担当したのはグースコーポレーションのプロデューサーとディレクターの2人)、で、結果は1発
OK 、とっても気に入ってもらったみたいで GO サインが出てほっとしたところです。
間取りのポイントは「寝そべるリビング - ソファのない掘り下げタイプ」と「掘りこたつ型小上がりダイニング」「光いっぱいの明るいキッチンスペース」あと「コーヒー好きなオーナーのためのエスプレッソマシーン付きカウンター」の4点、空間を広く見せることに心掛けたプランニングで、これが気に入ってもらえた最大のポイントです、
あとビジュアルイメージは建物が持つイメージと大きく狂いのないミッドセンチュリー的な要素を持たせて、あのケーススタディーハウスのたたずまいを彷佛とさせるデザインになりました、やっぱりせっかくのいい時代(40年前)の建築物との調和を無視することはできなかったですね
色彩の計画は、暖かい白、こげ茶に塗装した木(ムク材)がメインのカラーバランス、濃い色を目線より低い位置に使うことで、暖かみにプラスして落ち着きが生まれました、あとは元気印の色をさわやかグリーンに設定してカーテンやディスプレイ小物に使用しています
ちょっとだけ残念なのは屋上に上がるために付けたらせん階段が中止に、理由はカッコ良すぎることみたい、やっぱり環境との調和も意識しないといけないからかな、屋上防水もやらないといけないからってこともあるよね、おしいけど仕方ないね
ということで、計画は順調に進み、これから実施設計に入ります、完成は6月初旬だから急いで図面作成しないといけないんです、グースにとっても、よっさんにとっても結構自信作だから、今から完成が待ち遠しいなぁ、楽しみ、楽しみ!!
2003/3/8(土)
『ちょっと固いけど、安保理中継を見ておかないといけない気がして』
金曜の夜は毎週「明石家電視台」を見てさんまちゃんのトークにげらげらバカ笑いしているはずなのに、昨日に限って見ないといけないかもって気になってBS1でやってた安保理のイラク武装解除問題の模様を見ながら国連査察団ブリクス委員長とIAEAエルバラダイ事務局長の早口に付き合ってみた
無味乾燥とした言葉が抑揚のない論調で続く、感情を込めることが許されている立場ではないにしても、国連本部会議場に冷たい空気が流れていく、その席の一画にはイラク代表も顔を出し、非現実的な光景が映り出されていく・・・結局査察期間の延長・・・まだまだ今後世界中に冷たい空気が漂い続けることに・・・虚しい、悲しい、恐ろしい負の世界だ・・・アメリカ多国籍連合は国連決議を無視して武力行使することになるんじゃないかな、きっと
悪いことしたら、ごめんなさいでしょ、でも何度も悪いことしてるとごめんじゃ済まなくなっちゃう、嘘ばっかり言ってるとオオカミ少年になってしまって、もう何を言っても信用してもらえない、本気で改心しても伝わらないって印象だね
童話のような世界が現実として大人たち(誰よりもえらい人たち)の世界に入り込んでしまった、人を殺すことができるおもちゃを使って・・・人って同じ過ちを繰り返すことができる唯一の動物じゃないの・・・何度やったら気が済むのかね。哀れな気さえしてしまう人間社会の構図が見えてきた。どっか遠くの星からりっぱな(?)エイリアンがやってきてコラッ〜って言ってくれんかね、そうでもしないと収まりがつかないのかもよ。アメリカさん、オサマ・ビンラディンとッ捕まえることが先でしょ!
2003/3/10(月)
『カフェのオープン用チラシ、HP制作のデザインミーティング』
4月4日のオープン予定だから、そろそろ企画を固めないとってことで、過去に制作したチラシやリーフレット(ショップ案内の小冊子)、名刺、パッケージ用シールなどいろいろをテーブルの上に広げて、オーナーとこんな風に作ろうとか、これは1色刷りの方がおもしろいねとか話し合ってた
印刷物って、お金をいっぱいかければ効果のある物が作れるってものでもないし、欲しくなって、持ってたいって思える物がいいし、あんまり見たことないって印象のものがいいよね、特にこのカフェのようにマフィンがテイクアウトできるスタイルを取ってたりすると、お得なリピート作戦があるといいよね、で、どう告知していけるかが大事、だから先ず制作物のデザイン性を言うよりも企画がしっかりしていないとね
マフィンとセットにジュース類のテイクアウトもやりたいってことで包材を調べてた、今時はいいものが簡単に手に入るようになってきたし、アレンジも少ロットで作ってくれるみたいだしおもしろいね
あとはオンラインショッピングのHPを作ることに、アイテムはマフィン、あと雑貨もの、このショップは花、雑貨、カフェのお店だから実店鋪販売とのマッチングもしやすいので・・・来店してもらえればこんな特典も・・・なんて企画も取れるし、カフェと雑貨との連携もおもしろくなれると思うし、半年くらいはじっくり時間かけて育てていくつもりなら楽しみだねってオーナーとも話し合ってたんだ。
2003/3/11(火)
『こんなこともあるんだ!? =アメリカLA.からお仕事依頼が』
インターネットの力って本当すごいね、ひょっとするとLA.にボギー作品ができるかも知れない!?もちろん「やってみたいです〜」って明日返事してみるつもり、
ロスアンジェルスの日米博物館近く、リトルトーキョーにある日本食レストランを居酒屋に改装したいってオーナーからメールがあった、約50坪くらいみたい、「できれば、平面計画図とイメージスケッチを作成してほしい、あとは自分たちで工事手配したりできるので・・・」ってことなんだけど
日本と違って、アメリカは居抜きの物件が基本みたいで、厨房器具とかイス、テーブルもみんなあるんだって、いらないものは自分で処分するスタイルらしい、工事発注もオーナー自らなんてのもよくあることみたいだね
平面計画図とイメージスケッチがあれば、なんとかなるのかも知れない、工事屋さんの協力体制がしっかりしてればオーナー手づくりのユニークなものができるかもよ・・・実現可能なのかは別にして、こんなお話が頂けるのもデザイナーの醍醐味じゃない!!
そうそう、日本中にいっぱいデザイナーがいる中からどうしてボギーを選びだしたのか理由を聞いてみたら、わがまま聞いてくれて、一緒にいろいろ考えてくれそうに思ったからってことみたい、嬉しいね!ほんと嬉しい!!
2003/3/12(水)
『リメイク提案思案中:どうしていけばいいのだろう - その2(3/4に続いて)』
*これからやっていきたい分野なのですが*
昨日のアメリカからのお話もそうだと思うのだけど、やっぱりファーストプランだけって提案でも喜んでもらえるのかも知れないなぁって、今はそんな気がしてる、どうでしょうね?
ファーストプランのみで完了としておいて、要望があれば実施図面までの作成もって具合にしておけばいいような気がするのだけど、修正案の提案という中間の部分が抜けてしまうとある意味無責任に見えてもイヤだしなぁ、もう少しアイデアを出さないといけないのかな?
住宅リフォームって個人のオリジナルの住まい方が結集したタイプのものと、まったく思ってもみなかった住まい方に憧れるものと2通りあるんだと思うんだけど、ボギーは両方ミックスされたものが好ましいって考えてるので話をややこしくしてしまうのかなぁ...
何かグチっぽい日記になってる気もするけど...またしばらくしてから考えてみたいって思います、懲りずにおつき合いください!
2003/3/13(木)
『去年完成した住宅の1年点検実施の連絡が』
住宅の場合、1年、春夏秋冬を過ごしてみてわかることがある、オーナーからの知らせだと快適な生活らしいのだけど、目に見えないところで、スキ間や亀裂、結露などが起こっていないとも限らない、工事業者との契約の際に必ず1年点検の条項を特記しておくことを勧めたい(当然やりますのでという言葉に惑わされず、きちんと明記する方がより安心と心得るべき)
というのも、夏冬の寒暖の差が40度を超えることもある日本の風土が建築物に与える影響は予測不能な事態を生むこともありうることなのだ、木の収縮や特に北側壁面の結露には充分な注意が必要だ
1年を経過すると、ほとんど出るべきトラブルが見えてきて、適切な対処を施せば本当の完成と言えるものになるようだ、あとは自然の老朽化はある程度のスパンを持ってメンテナンスするといいのだけど・・・
日本の住宅の寿命は26年とか言われてる、もちろん鉄筋、鉄骨、木造の全ての構造の平均だからあまりにも短い、欧米の平均がほぼ50年に近い寿命と聞くと実際がっかりしてしまう、風土、建材、施工技術などの差が歴然だ(日本人は欧米と違ってメンテナンスすることをせず、建て替えを選んでしまうことも寿命を短くしている原因らしいのだけど)
点検に行く住宅は三重県の鳥羽市にあって、海が近く、最も心配しているのが塩害、塩風が建材に与える影響を建築中にも考慮し対処していたはずなのだけど、予測を超えていないことを願うばかりです
3月27日が実施日なので、またその時に報告を書いてみたいと思います。
2003/3/14(金)
『祝!!おめでとう!!! = Goose *Fun Cafeがグランドオープン』
昨年の11月末にプレオープンして以来、お客さまからのアンケートを取り、要望を踏まえた上でカフェメニュー開発が行われ、めでたくグランドオープンの日を迎えました、頑張った甲斐があったね〜!!おめでと!!!
Goose *Fun Cafe
名古屋市中区橘1-27-9 栗木ビル3・4F TEL.052-324-5585
結構イケテルと思うよ、ビルの3階だからなのか、何となくこもり感があって落ち着けるんだ、ゲームや雑誌もたくさん置いてあって、長くいてよ!って、遊んでってよ!って感じかな、お客さんとスタッフが話し込んでたりしてる光景もあったり、カフェにあまり見かけないスタイルがあっておもしろいと思うなぁ、サブタイトルはロング・ステイ・カフェなのだ!
都会にありながら、ひっそりとした位置にあるカフェだから、リピート客が大切、老若男女に受けるメニュー開発を続けていって、多くの人たちに愛されるお店になっていってもらいたいものです、みんな!けっぱってちょ〜。
2003/3/15(土)
『新築住宅の再再プラン - 1度目より2度目、2度目より3度目がほんと』
先日セカンドプランを提出してあったN邸の最終要望書がオーナーから提出された、どうもセカンドプランのレイアウトに無理して入れたいって感じなので、いっそのこと白紙に戻してゼロから考えた方がいいような気がして、今日は再再プランに集中してた
住宅のレイアウトプランって、いつも3回くらいやってるうちにGOサインが出るね、3度目の正直って言うけどそんな感じだね、不思議だけど
3度やることには意味がある、1度目より2度目、2度目より3度目ってどんどんプランが良くなっていく、1度目のプランはデザイナー寄りのプラン(提案)、2度目はオーナー寄りのプランをまとめた感じ、3度目がオーナーの要望の全てを踏まえた上でのデザイナーの提案が施されている感じ
オーナーにしてみれば、全ての要望が折り込まれて、尚かつ、他人とは違った住まい方があることがデザイナーに依頼する最大の期待している部分だよね、そういう満足を感じてもらえるように活動していきたいって思います、カッコいいけど、住みにくいじゃ意味ないもんね〜!!
できることなら、建設を急がず、じっくり時間を取って、3度プランニングを楽しんでください!!
いい物づくりのコツはオーナーもデザイナーも双方とも聞く耳を持つってことかな、結局は信頼関係が何事にも大切ってことなんだよね。
『3年前にオープンした居酒屋さんを改造することに』
現在、居酒屋業界は売り上げ連続21ヶ月昨年対比マイナスを続け、非常に窮地に陥っているとの街角調査が報告されているけど、勝ち組、負け組がはっきりしてきたってことなのかな!?
このお店はおかげさまで成績は良いらしいのだけど、席の取り方にやっぱり流行があって、個室のこもり感とか、カップルシートとか、詰め込み型の席の取り方からゆとりの席の取り方へと変更していくことになりそうなんだ、これも消費者の好みの変化だから仕方ないね
この居酒屋さんは1階、2階で合わせて140席くらいあるのだけど、一気に100席くらいに変更してもいいのかもね、長く居ても居心地がよければどんどん追加注文してくれるから客単価が上がっていくのかも、それでリピート率が上がれば、結局は売り上げアップにつながっていくことになるんだろうね
流行に敏感な居酒屋業界だけど、あまり流行を追わなくてもいい落ち着いた業態に定着することを期待しています。 |